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zoom RSS イギリス旅行記(3) ― 湖水地方(ライダル・マウント、ウィンダミア湖、蒸気機関車)

<<   作成日時 : 2010/07/14 09:51   >>

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6月27日(日)午前
湖水地方めぐり


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3日目はバスで湖水地方めぐりへ。
湖水地方(Lake District)は、その名のとおり16の大きな湖と無数の小さな湖が連なる国定公園で、イングランドで最も美しいとされる地方だ。

詩人ワーズワースが自然の素晴らしさを謳ったのも、ベアトリクス・ポターが「ピーター・ラビット」の絵本などを生んだのもこの湖水地方である。

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■ライダルマウント(Rydal Mount)

最初に訪れたのは、ライダル・マウント(http://www.rydalmount.co.uk/)。
詩人ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth)が1813年から1850年、80歳で亡くなるまでの晩年を過ごした家で、現在は彼の直系の子孫が住んでいる。

ライダル・マウントはアンプルサイドとグラスミアの間にある。
9時にホテルを出て、ウインダミアからアンプルサイドを経てライダル・ウォーターという湖の手前を右手に入ったところがライダル・マウント。ホテルからは約50分。
ライダル・ウォーターの手前までは、昨日夕方ダブ・コテージからホテルへ向かった道路を逆行する形だ。

駐車場でバスを下りると、石垣の間にある小さな木戸の入口がある。

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入口を入ると、左手に売店となっている「ドーラの学習部屋」があり、右手正面にライダル・マウントの白い建物が見える。

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建物は木造で、玄関を入った1階に食堂があり、その床はスレート敷き、梁が樫でてきている。その隣には応接間と図書室がある。

2階には書斎とワーズワース夫妻の寝室、娘ドーラの寝室、妹ドロシーの寝室。
中には多くの肖像画、遺品、詩の初版本などが所蔵されており、ここでワーズワースが多くの作品を生みだしたことを伝えている。

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庭園のマップ(日本語パンフレット「ライダル・マウントと庭園」より)


ライダル・マウントには素晴らしい庭園がある。
18,000uにも及ぶこの庭園は、ワーズワース自身により設計されたという。

たくさんの品種の樹木や草花が植えられており、パンフレットには庭の植物の名前が記されているので、これと照合しながら歩くとよくわかる。

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建物を出て右手に回ると、ワーズワースが作ったというテラス階段があり、これを上り、スロープテラスを通り、突き当りまで進む。
そこで左に折り返し、うっそうと茂った樹木の中の階段を下りると、「岩の池」に出る。ここからクリケット場の方に下りていくと、樹間を通してライダル・ウォーターの湖面が眺められる。

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クリケット場から建物の方に戻れば、メインの芝生広場にでる。
ここから建物の方向を見ると絵のような風景。

芝生広場を回って右手の方へ行けば、9世紀にノルウェー人が作ったという土塁があり、バラの花壇などができている。この土塁からはウィンダミア湖が眺められる。

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芝生広場から建物へ向かうと、左側は斜面を利用したボーダーガーデン。

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ボーダーガーデンには季節の花が咲き乱れていた。これはキャットミント。

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このあたりはデルフィニウムやルピナスなどが背の高い草花が植えられている。

さすがに自然を愛し、自然の美しさを謳ってきたワーズワース、ガーディナーとしてのセンスにも目を奪われるものがある、そんな庭園であった。

■ウインダミア湖遊覧(Winderemere Lake Cruises)
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40分ほどの見学の後、再びバスは来た道を戻りウインダミア湖遊覧船の乗り場ボウネスへ。

ボウネス(Bowness)は湖東岸の中央に位置し、ウインダミア湖遊覧の基地になっており、ホテルやレストラン、ショッピング施設なども充実している。

遊覧船は北岸のアンプルサイドへ行く北回りくコースと南岸のレイクサイドへ行く南回りコースなどがある。

われわれが乗船したのは11時40分発、南岸のレイクサイドまでのコース。所要時間40分ほどでレイクサイドで蒸気機関車に乗り継ぐというもの。

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ウインダミア湖はイングランド最大の湖。幅1.6km、長さ17kmの南北に細長い氷河湖。
ボウネスを出てから多くのヨットが浮かぶ海岸を南に進路をとるが、対岸との間に南北1kmほどのべル島が横たわる。

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15分ほどで西岸から半島が突出すようになっている狭い所を通過するが、ここは湖の東岸ボウネスと西岸ファー・ソーリーを結ぶフェリーの航路で、写真は西岸のファー・ソーりーのフェリー乗り場。

朝からの気温上昇で暑くなっていたが、さすがに湖の上は涼しい。2階デッキに座っていたが、寒くなって下に降りた。

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しばらくの間あまり変化のない景色が続くが、ボウネスを出て35分ぐらい過ぎると、レイクサイドの船着き場が見えてくる。

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船着き場の右手には宿泊しているレイクサイドホテルも見える。

定刻より少し遅れてレイクサイドに到着。蒸気機関車の発車時刻まで間がない。

■レイクサイド&ハヴァースウェイト鉄道(Lakeside & Haverthwaite Railway)
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レイクサイドの船着き場に近づくと、鉄道駅にはこれから乗る蒸気機関車の煙が客車の向こう側に見える。
すでに機関車を付け替える作業が始まっているようだ。
蒸気機関車は電車と違って進行方向の先頭につないで客車を牽引して走るので、終着駅に着くたびに機関車を付け替える必要があるのだ。

レイクサイド&ハヴァースウェイト鉄道(Lakeside & Haverthwaite Railway)は、レイクサイドからハヴァースウェイトまで運行している蒸気機関車(http://www.lakesiderailway.co.uk/pages/home.html)。
昔はさらに南のウルバストンまで続いていたが、現在は全長5.6km、18分の運行。途中駅はニュービー・ブリッジ1ヵ所。通常は1日に6往復、夏場は7往復運行されている。

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画像イギリスでは廃止になった鉄道をボランティアが買い取って運営している保存鉄道がたくさんあり、これもその一つである。

もとはファーネス鉄道の支線で、開通は1869年。鉄道の走るレベン渓谷は産業革命発祥地のひとつであり、銑鉄、石炭、火薬、群青などの生産地であり、鉄道はそれらの輸送の役割を担っていた。
輸送量の減少で一度運行が中止されたが、1973年にLakeside & Haverthwaite Railway Co.が引き継ぎ、保存鉄道として運行を再開した。

われわれは船から下りて、12時30分発の列車にあわただしく乗り込む。

出発して間もなく、左手にウィンダミア湖につながる川が見えるようになり、5分ほどでニューリー・プリッジという小さな無人駅に止まる。

短い停車時間、ホームに出た車掌が発車合図をする。

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列車は途中、小さな集落などを見ながら谷を進み、まもなくハヴァ-スウエイト駅に到着する。駅の手前には車庫があり他の蒸気機関車の姿も見えた。
駅に着くと、再び蒸気機関車の付け替え作業。
このときになって初めて蒸気機関車が後ろ向きになっていたことに気がつく。

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「42073」の車両番号をつけた蒸気機関車。
このあと、入れ替え作業をしてレイクサイド方向の先頭に連結し直すのだが、時間がないというので作業を見学する間もない。
この写真を撮るのがせいいっぱいで、バスへ急がせられる。

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ハヴァースウエイト駅はレストランや土産物店なども併設している。

この後、ホークスヘッドで昼食、その後ニア・ソーリーのヒル・トップへ。

(つづく)

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