初詣は東谷山の尾張戸神社

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初春の穏やかな陽気に誘われて初詣に出かけた。
ことしは名古屋市で最高峰の東谷山(とうごくざん、標高198.3m)の頂上にある尾張戸神社(おわりべじんじゃ)。

尾張戸神社は、『延喜式』に山田郡尾張戸神社とあり、成務5年(西暦135年)、宮簀媛命(みやずひめのみこと、建稲種命の御妹、のちに日本武尊の妃となる)の勧請と伝えられ、古代豪族・尾張氏と深い関係を持つ式内神社で近隣でも稀な古社(「尾張戸神社パンフレット」、以下「パンフレット」)。

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東谷山のある志段味地区には約70基の古墳群が点在しており、この東谷山にも4世紀前半に尾張戸神社古墳(円墳)が、4世紀中頃に東海地方で最も古い埴輪を持つ中社古墳(前方後円墳)と南社古墳(円墳)が造られた。これらの古墳は、志段味古墳群を形成するひとつとして平成26年に国の史跡に指定されている。尾張戸神社の本殿、中社、南社の3つの御社はいずれもこれらの古墳上に鎮座している。

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参拝ルートは、上の図(「パンフレット」)のとおり、①東参道、②南参道、③東谷山散策路の3つ。 
①は瀬戸市側からのルートで、大鳥居があるようだが、まだ使ったことはない。徒歩で約25分とある。
③は東谷山フルーツパークの入口横からのルートで南社と中社を経て約30分。こちらは長い急な階段があるので、今回は下りに利用することにする。

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②は距離は長いが、勾配が一番緩やかで楽なルート、約20分で登れるのでいつもの通りこちらから登る。

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しばらくは緩やかな道。

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10分ほどで南社との分岐点。左へ行けば南社古墳。埴輪が目印だ。

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3分ほどで①のルートとの合流点。左へ曲がると石段。

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2分ほどで中社との分岐点、左へ入れば中社古墳だ。右折して再び石段を登る。

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幟の立ち並んだ石段を上がれば本殿。

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祭神は天火明命、天香語山命、建稲種命の三神で、「厄除開運」「交通安全」「商売繁盛」「家内安全」の霊験あらたかという(「パンフレット」)。令和初のお参り、欲張ってすべてお願いしてきた。

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本殿下の「尾張戸神社古墳は直径約27.5mの二段築城の円墳」だといった新しい説明版も建てられており、それらを読めばここが古い歴史のある地域だということがよくわかる。

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頂上からの眺めも良い。西側展望台からは足元を流れる庄内川を挟んで名古屋市、春日井市などの市街が一望できる。

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東側テラスからは、瀬戸市街や猿投山、三国山が一望できる。

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展望を楽しんだ後、③のルートで下山。途中、中社に立ち寄る。ここの祭神は菊理媛命で、伊弉諾尊と伊弉冉尊を仲直りさせたとして「縁結び」にご利益ありとのこと(「パンフレット」)。
この中社の祀られた中社古墳は、人頭大の円礫が周囲に配置され、三角形の孔をもつ円筒埴輪や東日本では最古級の家型埴輪が出土している(名古屋市教育委員会説明版)。

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ここからは長く急な階段を下る。

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今度は上り階段。

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上り終わると、そこが南社古墳の頂上、4世紀中頃に築かれた径約10mの円墳だ。東谷山の南側の峰の頂部に位置する。この古墳も2段に築かれている。1段目斜面には東谷山で取られた角礫、2段目斜面には東谷山麓で取られた円礫の葺石が積み上げられているという(しだみ古墳群説明版)。

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古墳の上にある南社の祭神は伊弉諾命、生命の親神さまとして「延命長寿、縁結び、厄除け」にご利益がある。
中社と南社の二社は寛文5年(1665年)に尾張二代藩主光友が創建したもの(「パンフレット」)。

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再び階段を下る。先ほどよりも勾配は緩やかだが、長いことに変りはない。

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南社で、「山頂まで320m、フルーツパークまで430m」の案内看板。「山頂まで450m、フルーツパークまで300m」の案内看板まで下ったところにあるのが、東谷山27号墳。その埋葬施設である横穴式石室の石組だけが残されている。

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残り300mもゆるやかな階段を下る。
頂上から寄り道しながら下って、この散策路入口までわずか25分だった。

日頃の運動不足解消と古代歴史ロマンに思いをはせた初詣だった。

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